第85回 令和6年8月1日(木)
コロナ禍におけるアロマセラピーin 鹿児島
イルチプレッソ(参加者3名)
コロナ禍の3年間、どのようなアロマ活動をしてきたか、2年前(熊本編)はZOOMで開催しましたが、今回はコロナも落ち着いてきたこともあり、私が鹿児島のアロマキーパーソンお二人と食事会形式でお話を伺いました。
川路美穂先生は現在NARD(ナード)協会認定アロマトレーナー、アロマセラピストです。基本的にマンツーマン授業を主体にしている為、コロナ禍でも特に変わることなく活動することができて、またインストラクター試験が認定校での実施という制度になった為に受講生が増えて、むしろ忙しかったそうです。県内のNARD認定校も4校増えたそうで今後も新規認定校を増やしながらアロマトリートメントサロンやセラピスト育成に努めていくのが活動の中心になるそうです。新たな目標としてイベント参加、施設や病院のスタッフ向けへのアロマトリートメント教育、病気予防のためのアロマの啓蒙活動などを通じて社会貢献に努めることを挙げられました。さらに御自身の病気を経て食生活がかなり重要だと気付いたため、自己の資格(栄養士)を活かしながら、食育や健康的な生活が出来るようなアドバイスをしていければと述べていました。
川畑真希子先生はMedical Therapy Salon Layline(メディカルセラピーサロン レイライン)を主宰している正看護師です。以前はイギリスにてITEC認定ホリスティックマッサージ、インディアンヘッドマッサージ、ストーンマッサージ、GCSEベビーマッサージインストラクターなどの資格を、またドイツにてリンパ浮腫のための複合的理学療法の資格を取得されました。帰国してからスポーツアロマコンディショニングの資格を取得後、約14年間にわたり鹿児島実業高校硬式野球部コンディショニングトレーナーとして活動(2009-2022)し、アロマセラピー施術の効果にてか、甲子園に数回帯同したのは記憶に新しいところです。コロナ禍の2021〜2022年が丁度妊娠・出産の時期であったため、スタッフに仕事を依頼していたことが心苦しかったようです。アロマトリートメントについては、狭い空間での業務なので施術前後での消毒や、スタッフの健康管理に十分に注意し、発熱がなくても喉の痛みや咳嗽等あればすぐに休業するなど配慮したとのことでした。現在は子育ての傍ら、オーガニックスキンケアブランド、Mar Apelar クリエイティブディレクターとして、空間プロデュースや商品開発の調合の仕事が増えてきているそうですが、しばらくは子育てと仕事の両立が目標であり、その中で更なる学びを深めていきたいとのことでした。
お酒も入るためか、活動報告よりも昔話に花を咲かせてしまう予想通りの展開でした(笑)。お二人とも自分なりに上手くシフトチェンジしながらも、アロマセラピーへの情熱は全く失っていないようで今後も御活躍をお祈りしております。
お料理はパスタやピエモンテ産の仔豚のロースト(写真)を美味しく頂き、ハーブティーはルイボス茶+セルフィーユ+ペパーミントで全く判りませんでした。
お二人から私の還暦祝いにとPietra del Diavolo(トスカーナ地方の赤ワイン)を頂きました。有難うございました。