
小学5年の娘の秋休みで20年ぶり3回目のシンガポールを訪れました。発展著しい他民族国家のためか"外国人に対する"物価はかなり高くなっている印象でした(なので地元民も利用するタクシーは意外と安い)。今回もまた象徴的な香りを列挙します。
今回の香りMVPは意外やスイートチリソースだと思いました。というのは日本のそれとは異なり各飲食店で様々だったからです。マレーシアンフードストリート(リゾートワールドセントーサ)や天天海南鶏飯(マックスウエルフードセンター)のチキンライスやサテ(アジア風焼き鳥)のソースは甘味、辛み、酸味の組み合わせが程よく多彩で、甘酸っぱい香りが特徴的でした。地元スーパーでも買い込み、今も食卓に並んでいます。
名物のオラウータンとの朝食や象のショーが良かったです。驚いたのはどこのエリアに行っても全体的にユーカリのにおいで満たされていたことです。通常の精油とは全く異なるほどいいにおいで、これを機に好きになりました。香り成分:1・8シネオール。その動物園で異彩を放っていたのはかわうそのおしっこの臭いです。尿中の尿素が外部からの細菌でアンモニアに分解されるために悪臭をきたします。
世界的な都市国家だとは認めますが、トライショー(観光用人力車)はすっかり姿を消し、ギャラリア(当時はDFS)は閑散とし、ニュートンサーカス(屋台村)は屋根付きで各地に分散(ホーカーズという総称)するなど、昔のシンガポールを知る者には少し情緒が乏しくなった気もしました。