第82回 令和4年9月20日(火)20:00〜20:30
コロナ禍におけるアロマセラピーin福岡、熊本(Web)
もしかするともう2度と催行できないかもと思っていた本セミナーを2年半ぶりに復活させることができました。といってもさすがに従来のような対面形式ではなく福岡、熊本、鹿児島を結んでのLIVE開催でした。当日は史上最大の台風と言われた14号の翌日でしたが九州3県にはさほど大きな被害はなかったので無事行うことができました。早速お二人には画面を通して近況報告してもらいました。
西別府茂先生(福岡)は九州初のNARDJAPANアロマトレーナーで、ナード・アロマテラピースクールを西新校をはじめ5校もの主宰です。コロナ禍の今でも活動を精力的に行っていますが、周囲のアロマ仲間にはコロナはほとんどいないとのことには驚きでした。話しているうちに20年前の我々夫婦が先生のもとでアドバイザー試験のために受講していた南鹿児島校時代の懐かしい話もでました。また熊本地震の際、先生のショップが被害を受けた時に訪れた時のことも思い出されました。今後は九州外にまでスクールを展開していく勢いを感じました。西別府友香さん(熊本)はオンラインと対面での受講を重ねて、この度NARDJAPANアロマトレーナーの資格を取得され、そちらの活動が大変忙しいとのことです。週1回勤務している松本外科では浮腫外来に携わる一方、週2回勤務の医療法人博光会みゆきの里で精油をプラナロム社にシフトチェンジするなどアロマに係っておられ、本職はアロマテラスというスクール&サロンを経営されています。アロマセラピー学会の方は私としては今後も学会活動を続けて私同様、評議員になってほしいと思っています。
私の方からはレモングラス、ゼラニウムが基礎実験ではありますがコロナウイルスのスパイク蛋白と受容体であるACE2との結合を抑制する報告がなされたためコロナへの臨床効果が期待できるのではなどの話をしました。最後にお二人から今後はZOOMを用いての口演を企画して特に宮崎、大分でアロマの輪を広げようとのお話を頂きました。
終えた感想は久しぶりにアロマ仲間の顔を見ながら話せて良かったということと、このコロナ禍でも皆さんWebで活動していることが意外だったことです。セミナー再開しての今後ですが、食事会形式は人数制限もですが、8人掛け丸テーブルに1席ずつ空けての4人着席で、その間にシールドスタンドを立てるのとかはそれだけで興ざめです。病院待合室でのキッズセミナーは、マスク着用、常時換気、終了後の鼻うがい、など考えてはいるのですが対象者が子供なだけに参加者数は厳しいのではと考えます。病院や施設訪問もまた然りです。そこでやはりリモートでの開催なのですが、パワポでの演題発表では通常の学会やWEB講演会と何ら変わりません。その場で同じ香りを皆で同時に楽しんで感情を共有するのが本セミナーの主旨ですので。香りの伝達は配信では不可能なので、アロマセラピー学会九州地方会の時のように事前ににおい(嗅覚検査用紙)を参加者に郵送する方法もありますが労力的に大変です。またオンサイトよりも画面を通じての方が初対面の方とは話しづらいので、今のところはアロマキーパーソンの中で、遠方の方とは今回のようにWebで、地元の方とは4人だけの食事会(対面)で互いの活動を報告しあう形になりそうです。