第16回 平成20年12月4日(木) 19:00〜21:30
"ワインと香り"実践編 Part.3(院外)

今回は1年ぶりに"ワインと香り"のテーマでカセッティーナ(天文館:イタリアンレストラン)にて、食事会形式で行いました。総勢46名と過去最多でした。


▼レストラン全景

レストラン全景

▼ソムリエの解説

ソムリエの解説

▼オリーブオイル3種
(左からスペイン、プロバンス、イタリア)

オリーブオイル3種(左からスペイン、プロバンス、イタリア)


▼カルパッチョとハーブ各種

カルパッチョとハーブ各種


コース料理(サーモンのミ・キュイ、仔牛のすね肉ブイヨン煮込み他)を頂きながら、ソムリエ、総料理長より香りの解説が以下の如く行われました。

1. オリーブオイル3種(スペイン・プロバンス・イタリア)の相違
オイルの良し悪しは風土・気候・品種が関わる。エクストラバージンオイルは、オリーブの果実を搾って、加熱処理を加えない酸度0.8%以下の最高級オイルで、150kgより取れるのはわずか20kgほど。口に含むと甘みのある芳香を感じる。
2. 赤ワイン香りの択一問題
ラ・クーポラ05'とプリミティーヴォ・ディ・マンドゥリア06'において、
第1問:スミレに加え、バニラの香りもするのはいずれか(香りを嗅ぐのみで判定)。
第2問:更に口に含むと(口中香・もどり香)、カカオの香りがするのはいずれか。 
の二者択一問題を全員に施行し、第1問は30名、第2問はなんと46名全員正解でした(正解はともに後者)。
3. オリーブオイルのアイスクリーム
真っ白なアイスの素材を当てるサプライズクイズで、答えはなんとオリーブオイル!しかもそれを当てた方がいらして、驚きでした。オイルに水、グラニュー糖、くず粉を加えて作るそうです。

料理の合間にも(1)フェンネル・セージ・マジョラムなどの生ハーブ、(2)黒トリュフ塩を、各テーブルで廻して香りを堪能しました。


今回は全員の自己紹介ができなくて残念でしたが、今年は1年を通してセミナーとしては更に飛躍したと思います。来年の目標は他院のアロマ紹介、鼻咽腔ファイバーでの自身の嗅粘膜観察、"焼酎と香り"食事会、ツアーとしてメディポリス指宿訪問、新たな試みとして"お茶と香り"等々を企画しています。