▼セミナー参加者

▼嗅裂部観察

■■ 1 : 第11回日本アロマセラピー学会報告(平成20年11月 東京) ■■
印象に残った演題から今回のセミナーで取り上げたものを以下に示します(敬称略)
- シンポジウム : "スポーツアロマ その可能性を考える" / 宇野 愼一
- イワン・レンドルやベルマーレ平塚などが10年も前に導入。リラックス(副交感神経優位)効果よりもリフレッシュ(交感神経優位)効果を重視するのが最近の傾向。
→最近話題になっているウインターグリーン(サリチル酸メチル)とドーピングとの関連は、との質問あり。
- 教育講演 : "精油は我々のからだにどのような影響を与えるか" / 青 暢子
- 光接触性皮膚炎には光毒性皮膚炎と光アレルギー性皮膚炎とがある。リモネン、1.8シネオールには要注意。
→沐浴での精油に加え、最近はゆず湯などでも柑橘類の皮膚への影響が注意を要するとの意見あり。
- 一般演題 : "ローズ精油中の有害不純物質及び水増し製造精油について" / 芝野 勝成
- 輸入精油における品質検査にてブルガリア産でジプロピレングリコールが、中国産にて5-ノナデカンが各々検出された。この理由は"互いに混じり合わない化合物を混合したものの蒸気圧は各成分の蒸気圧に等しい"という性質を利用し、水蒸気蒸留において蒸気圧を高めたためとされている。
→すなわち水の沸点に近い温度で高沸点の化合物が産出されたためとの追加説明あり。
- 一般演題 : "匂いと香りのセミナー"実践報告 / 当院院長
■■ 2 : 鼻咽腔ファイバーによる鼻粘膜観察 ■■
嗅裂部が鼻アレルギー、鼻ポリープにて閉塞していないか、参加者全員に供覧説明しました。鼻茸のある方はいませんでしたが、嗅裂部の閉塞気味な方は多数いました。
■■ 3 : タンポポコーヒーとチコリコーヒーを飲みながらの自己紹介 ■■
今回も初めて参加の方が3名おり、薬剤師、フリー、整骨院と多岐に渡っていました。