■■ 日本アロマセラピー学会熊本総会予告in鹿児島 ■■
今回は従来の食事会形式に加えて、10月のアロマセラピー学会学術総会でエントリーされている演題のプレゼンを発表者本人にして頂きました。過去最高の56名の参加者にお越し頂き、また初めて父(当院理事長)に乾杯の挨拶をして頂き、感慨深い思いでした。
- 一般演題芳香成分リモネンの香りにおける持続性の検討
- 谷口欣平(すばる薬局 薬剤師)
- グレープフルーツ(GF)精油に抗酸化剤であるトコフェロールニコチン酸エステルを加え、Olfactory VAS法にて観測したところ、加えていない対象群よりも香りが持続した。
- 全ての柑橘類に試したわけではないのにリモネンと断定するのはどうかという質問がありました。
リモネンは90%以上を占める芳香成分とは言え、タイトルとしては「GF精油における〜」の方が適していたかもしれません。今後はリモネン以外の芳香成分、GF以外の精油においても同様の研究を施行してほしいと思います。
- 一般演題精神科デイケアにおけるアロマセラピー導入と職員意識調査
- 立和田陽子(ハートフル隼人病院 看護師)
- 5年前より月1回アロマ講座を設けており、職員へのアンケート調査では、病棟での導入に慎重論があるものの、今後も続けてほしいなど、好評な意見が多くを占めた。
- 患者へのアンケート調査結果において、あまり人から触られるのは好きではないので、ハンドトリートメントは嫌いだという精神科特有の意見も見られたそうです。
- --アロマセラピー学会熊本総会予告
- 院長、小野真奈美(うのきクリニック助産師)
黒木靖子(株式会社コルテーヌ)、黒木隆之(株式会社ウエストコム)
- 事前予約、トリートメントブース、展示ブース(上記2社出展)をアピールしました。
- 教育講演日本の診療における「統合医療」の現状と今後
- 原田美佳子(メディポリス指宿がん粒子線治療研究センター長代理)
- ご自分の経歴、統合医療における理念、現在の具体的な院内活動など。
- 総会では展示ブースも御参加頂きますが、企業でなく病院の出展は珍しいと思います。
- --リンパ浮腫セッション
- 川畑真希子(メディカルセラピーサロン レイライン代表)
- リンパドレナージュとアロマセラピートリートメントとの相違点など。
- 堂園メディカルクリニック 堂園晴彦先生の教育講演についても少し解説頂きました。
- 特別企画芋焼酎とアロマ
- 神渡巧(大口酒造取締役研究室室長)
- 芋焼酎にはモノテルペンアルコールなどアロマでもおなじみの香り成分を多数含む。
- 今回はご厚意としてフルーティーな香りの"伊佐小町"を参加者全員に頂きました。
- --会長講演
- 谷川富夫総会会長(水俣総合医療センター診療技術部長)
- 緩和ケアにおける現況、そして癒しの一環として先生と私の共通の趣味である馬術にまで話が広がりました。