第46回 平成25年9月12日(木) 19:00〜21:30
Felicia(フェリシア 熊本市)


▼フェリシア外観

フェリシア外観

▼プレゼン

プレゼン

▼香りクイズ ガリアーノ

香りクイズ ガリアーノ


■■ 日本アロマセラピー学会熊本総会予告in熊本 ■■

今回初めて熊本にて食事会形式として開催し、17人に御参加頂きました。先週の鹿児島同様、熊本総会で演題発表予定の方々(または代理)にプレゼンをして頂きました。

一般演題NICU・GCUに入院する新生児を持つ母親の精油の嗜好と気分の変化
厚山千代(熊本大学附属病院GCU看護師)
3濃度のラベンダー、ローズウッド、スイートオレンジの中の1種類を0.1ml噴霧したマスクで5日間、30分間芳香させ、POMS(Profile of Mood States)で評価したところ、母児同室者よりも母児異室者において、より改善が見られた。
芳香拡散器とかでなく、精油を噴霧したマスクを用いたところがポイントと思います。
またNICU(Neonatal Intensive Care Unit 新生児特定集中治療室)とGCU(Growing Care Unit 継続保育室、発育支援室)の相違点についての質問がありました。
一般演題アロマトリートメントが心身へ与える影響の検討
西別府友香(西村内科脳神経外科看護師)
患者にアロマハンドトリートメントを施したところ、施術者にも血圧、脈拍、唾液アミラーゼにおいて、副交感神経優位の反応が認められた。
施術者に対する吸入暴露、皮膚への影響などの報告は多く見られますが、逆にリラックス効果を示唆する内容を得られたことは特筆すべきことと思います。
--アロマセラピー学会熊本総会予告
院長、早川雪子(熊本保健科学大学看護学科 看護師)
九州ご当地ハーブティー、懇親会(山鹿灯篭、若手奨励賞)、くまモン出動などをPR。
ランチョンセミナージャパニーズオーガニックネロリの発見と開発
森田惠子(株式会社ネローラ花香房代表取締役)
ビターオレンジ(citrus aurantium)の花から抽出される精油ネロリは抗酸化作用で知られている。近代、甘夏みかん(citrus natsudaidai)に変異した後に、オーガニック(無農薬有機栽培)による「ジャパニーズネロリ」の製品開発に成功した。
来年にでも当院セミナーとして農場・工場を訪問したいと思いました。

飲料の香りを嗅いで官能表現する「匂いと香りのクイズ」を開催し、イランイラン、注射、消毒、風が吹きぬけるような、ジャスミン、タンス、くちなし、フローラル、蘭、ネロリ、阿蘇、養命酒、スパイシーなどの意見が出る中、八角、アニス(セリ科)の香りがするので修道院で作られたリキュール(シャルトリューズ・イエローの意)ではと表現した谷川富夫先生がソムリエの絶大なる評価を受け優勝しました。

試香したのはガリアーノ(イタリア・35度)で、イタリア・エチオピア戦争でのジュゼッペ・ガリアーノ陸軍少佐から名付けられ、バニラ、ジュニパーベリー、セイヨウノコギリソウが含まれています。