第58回 平成27年11月26日(木) 19:00〜21:30
アロマセラピーの導入と症例報告in福岡(参加者20名)
ラ・カロッツア(福岡市)
今回はアロマセラピーの導入と症例報告をテーマに3名の医療従事者の方々より活動報告をして頂きました。
松本外科内科医院(熊本市)
西別府友香看護師
リンパ浮腫外来やケアルームでの芳香・スキンケアとしてアロマセラピーを導入しており、術後創瘢痕部のケアや心身の緩和的トリートメントも行っている。施術時間は一人 50分ほどで、精油はエストロゲン様作用があるものは除外し、鬱滞除去作用、リンパ強壮作用、瘢痕治癒作用が期待できるオレンジスイート、ジュニパー、ラヴィンツァラ、ラベンダースーパーなどを選択している。
聖マリア病院顧問(久留米市)
ICAA会長 岩橋知美看護師
褥瘡にはミルラ、白癬にはティートリー、ゼラニウムエジプト、パルマローザ、ローズウッドなどの精油をキャリアジェル(A&C)を基材として用いている。植物油はベタつきがあるため使用していない。
アロマ外来は40分の施術で3500円の自由診療。今後はハーブウオーター(芳香蒸留水)の使用も検討中。
福岡山王病院(福岡市)
橋本佳子看護師
リプロダクションセンターで体外受精のため採卵を受けた35名に対してラベンダーアングスティフォーリア、イランイラン、オレンジスイート(各プラナロム社)の精油を2%ホホバオイルと共に上半身に40分間施術した結果、腹部・大腿の皮膚温度の上昇を認め、自覚症状の改善も概ね良好であった。
日本アロマセラピー学会学術総会(横浜)で口演。
貴重な報告ばかりで感嘆しきりでした。
看護師を中心とするパラメディカルが多い当院セミナーはやはりこのプレゼン形式がマッチするのか、後日参加者の方々より感謝のメールを数多く頂きました。来年以降も色々な分野、業種の方々に御発表頂ければと思います。
匂いと香りのクイズは福岡では初の"スープ"としました。
第1問はスープの素材を問う四択問題で、選択肢は@じゃがいもAかぶB白ブロッコリーC白インゲンです。10人以上が勝ち残り、第2問はソース(緑色)の素材を当てる問題で、これは自由意見としました。
HPご覧の皆様、写真のみで答えを考えてみて下さい。会場ではジンジャー、オリーブオイルなどの意見も出ましたが、理由とともに一番早く正解したaroma&life社の荻野様が優勝しました。埼玉から参加頂いた甲斐があったのではと思います(出張ついでだそうですが・・)。
ちなみに正解はC白インゲンとローズマリーです。香りをお届けできないのが残念です。