第59回 平成28年1月30日(土) 16:00〜18:00
キッズセミナー(参加者30名)
▼セミナー全景
におい分子の受容部位である嗅小胞・嗅毛の走査型電子顕微鏡写真を供覧しました。
また火事の煙や焦げたにおいが判らなかったり、腐った食べ物を食べてしまったりすることの危険性を、手作りイラストを用いて説明しました。
▼何のにおいか判るかな?
蒸れた靴下→納豆、くさい、履いた靴下、腐ったもの
練乳→ポップコーン、ミルキー、イチゴミルク、キャラメル、バター
墨汁→納豆、湿布、正露丸、リップクリーム、墨汁
今回特筆すべきは「蒸れた靴下」「墨汁」を"納豆のにおい"と感じた子供たちがそれぞれいたことです。異なるにおいを同じと各々感じるのは嗅覚ならではの特性と思います。
▼自分の鼻の中をのぞいてみよう
鼻腔内視鏡で参加者の子供さん全員に自分の嗅裂部を観察してもらいました。外来診療用は太くて短く、挿入すると少し痛くて見づらいので手術用針状鏡の方が適しているかもしれないと思いました。
▼黒瀬晴美先生
黒瀬晴美先生(imbolc)の指導のもと、バスボムを作成しました。
重曹30g、クエン酸10gにラベンダー、オレンジなどお好みの精油を2滴加えて完成です。子供達は理科の実験で手慣れているのか、大人たちよりも作業の手際がいいようです。
既製品に比べて手作りクラフトは使用期限が短い(約2週間)のですが、それがまた良いところだと思います。
べにふうき紅茶を飲みながら、家族ごとの自己紹介と本日の感想を述べてもらいました。
今回はかなり参加者が多くて初めて聴力検査室の前までテーブルを一つ追加したほどでした。少し離れると話が聞き取りにくいなど不便な点も生じるのですが、大賑わいなのは有難いことです。
次回のキッズセミナーは平成28年7月頃に第6弾を開催予定です。