第75回 平成30年11月15日(木)19:00〜21:40
アロマセラピーの導入と実践(参加者13名)
イルコルティーレ(福岡市中央区)



▼会場全景

会場全景

平成18年より開催している当院セミナーも福岡での開催は6回目を迎えます。今回も天神にあるイタリアンレストラン イルコルティーレにて開催しました。

株式会社アロマリーフ代表取締役である入江泰子先生に今年の日本アロマセラピー学会札幌総会における植物療法シンポジウムでの発表演題「自然治癒力を高め“幸せに回復する力”を与える植物療法の魅力」を御講演頂きました。
心臓のためのハーブと言われているホーソンベリーの葉や花と、バードックルート(ゴボウ)茶のブレンドティーを用いて血液浄化作用に働きかけを試みたという症例を中心に話されました。日頃は植物療法として、ハーブ療法と精油を中心としたアロマセラピー療法とを、相乗効果を期待してともに実施しているそうです。植物療法を正しい知識の下で予防医療として確立するために、これからも福岡ハーブとアロマの学校、心と体のケアサロンを併設した施設でのご活躍を願っています。

▼入江泰子先生講演

入江泰子先生講演

オマール海老のリングィーネ クリームトマトソースなど料理がひと段落した、この後は例年は歓談なのですが、今年はこの場で来年のアロマセラピー学会福岡総会の第1回実行委員会を全参加者中6名で開催しました。初顔合わせでもあり和気藹々とした雰囲気で1時間ほど行い、そのため今年はスライド発表は上記の入江先生1名だけとしたのですが、それでもセミナー史上最もタイトなスケジュールとなりました。

最後にラスト10分で慌ただしく恒例の匂いと香りのクイズを行いました。香りを嗅いでどのように感じるか独自に表現するクイズで、決して銘柄当てクイスではありません。
グラスに1口分だけ注がれた飲み物のにおいを嗅いで、ローズウッド、ライム、バニラ、レモン、オレンジ、ラム、ジンなどの返答がありましたが、「ジュニパー」と答えた入江泰子先生が優勝されました。これは「6ジン」という銘柄のジンで、さくら花弁、さくら葉、煎茶、玉露、山椒、柚子果皮から成ります。6種類あるので、ボトルは六角形の形をしているということです。
実は当初、時間の都合で今回は匂いと香りのクイズは予定していませんでした。しかし当日会場に到着してレストランの店長さんが昨年のような形式で今年もクイズをするのだろうと、出題候補のアルコールを8種類くらい準備されており、匂いを試し嗅ぎしたりしているうちにやはり急遽行いたくなってしまいました。楽しみにしている方が意外な形でまた一人増えて嬉しかったです。来年もお願いします。

▼セミナー終了後

セミナー終了後

最後に12月に開催予定の本学会九州地方会を九州地方会会長の河村康司先生が喧伝され終了としました。今回は熊本はおろか、はるばる私と同じ鹿児島からの参加者もいました。
参加者の職種は医師、看護師、専門学校のアロマセラピー講師、アロマセラピストなど今年も多彩でした。会が終わってもまだまだ大盛り上がりで、あちこちで情報交換に花を咲いていましたが、帰りの新幹線の都合で今年もまた主催者でありながら、一番最初に会場を後にしてしまいました。
来年は福岡総会のPRを中心に行う予定です。