第76回 平成31年1月26日(土) 16:00〜18:00
キッズセミナー part10(参加者18名)


■■ 1)においの重要性についての講話(院長) ■■

まず初めに自己紹介として、嗅覚の研究に携わった経緯や、その後日常でもにおいに興味をもつようになって、13年前よりセミナーを始めたことなどをお話ししました。

▼院長講話

院長講話

質問においが判らないとどういうことが困るか考えてみましょう。

火事の煙が判らなくて危険だとか、ご飯の味が判りにくくなるといった意見がでました。
他には料理を焦がしてしまうことや腐った食べ物を食べてしまうことなどがあります。においが大切な仕事にはシェフ、ソムリエ、アロマセラピスト、看護師、介護士などがあります。

■■ 2)何のにおいか判るかな?(院長) ■■

質問最初の2問は四者択一で、最後の1問は自分の言葉で答えてみましょう。

「メンソール」、「炒めたにんにく」、「みかん」の3問でした。メンソールは殆ど全員正解でしたが、2問目の「炒めたニンニク」ほとんど全員が「材木」を選ぶ中、講師の上水樽先生のみが正解で流石な嗅覚でした。官能表現(選択肢なしで自由に答える)とした3問目の「みかん」でも「りんご」、「桃」、「グレープフルーツ」などの答えが出るなど意外と難しかったようです。

■■ 3)自分の鼻の中をのぞいてみよう(院長) ■■

質問においを感じる部分の嗅裂部を確認しよう。

鼻腔用内視鏡で自分の嗅裂部を各々観察してもらいました。SEM(走査型電子顕微鏡)による副鼻腔炎家莵(うさぎ)嗅粘膜写真も提示しました。

■■ 4)母と子のアロマクラフト作り(上水樽みつる先生先生) ■■

▼上水樽みつる先生

上水樽みつる先生

▼バスボム作り

バスボム作り

発泡入浴剤を作りました。
まず重曹30g、クエン塩10gとをよく混ぜます。次に紙コップのバスオイルに好みの精油5種類(マンダリン、ラベンダー、ローズウッド、ユーカリ、ゆず)から計10滴を加えます。そしてそこに重曹、クエン酸を入れてラップに移してよく揉んで固めれば完成です。当日夜からでも使えて使用期限は約2週間です。

■■ 5)ハーブティー休憩と自己紹介(参加者全員) ■■

最後に家族ごとに本日の感想を述べてもらって終了としました。南阿蘇Tea Houseのハーブティーはレモングラスとジンジャーの香りが濃厚でした。

▼手作りムエット

手作りムエット

恒例になったためか、参加2回目や、なんと3回目の家族の方々もいました。子供達はクラフト作りの時間が一番生き生きとしているようです。
今回はテーブルが先生持参のテーブルクロスで装飾されたり、ムエットも持ちやすいようにと取っ手の部分がハンドメイドされたりと、先生の気配り(忖度?)が感じられ、嬉しく思いました。

セミナーは年2回開催しており次回第11弾は7月頃に開催予定です。一方、冬は毎年1月中旬とインフルエンザが猛威を振るっている時期なので、次々回第12弾は2月くらいがいいのかもしれません。