第78回 令和元年8月10日(土) 16:10〜17:40
キッズセミナー part11(参加者14名)


■■ 1)院長先生のお話 ■■

▼院長講話

院長講話

においに興味をもったきっかけは幼少時より香りが好きだったと言う訳ではなく、大学院で嗅覚を専攻していたことより関心を持ち始め、臨床でも末永く取り組もうと決めました。今では続けてきてよかったと思っています。

■■ 2)においの重要性、においが大切な仕事について ■■

質問においが判らないと生活の上でどういうことが困るか考えてみましょう。

ガソリン・灯油や、料理を焦がしたにおいが判らないと火事をおこすなど大変な事になります。また異物・薬物が混入した食品や腐りかけの生鮮食品などは見た目には判断しづらいので正常な嗅覚が必要とされます。
においが重要視される職業としてはソムリエ、調理師、アロマセラピスト、看護職(オムツの臭い)、花屋などが挙げられます。

■■ 3)何のにおいか判るかな?(においスティック) ■■

質問できるだけ自分の言葉で表現してみましょう。

初の計4問としました。「カレー」、「練乳」は4択で答えてもらいほとんどの方が正解でした。「蒸れた靴下」は汗をかいたような、パン、ピーナッツ、くつした、うんちなど殆ど正解な意見続出でした。「家庭用ガス」は早嗅ぎ競争として3人目で正解がでました。

■■ 4)自分の鼻の中をのぞいてみよう ■■

質問においを感じる部分の嗅裂部を確認しよう。

鼻腔用内視鏡で自分の嗅裂部を観察してもらいました。今回は全体的に嗅裂部が閉鎖気味の方が多いでした。内視鏡を怖がる子もいました。

■■ 5)母と子のアロマクラフト作り(永田江利加先生) ■■

永田江利加先生の御指導にて虫よけスプレーを作りました。無水エタノール5mlに、ユーカリレモン、ユーカリラディアータ、ペパーミントの精油3種類より選んだ計3滴を加えれば完成です。ユーカリは昆虫の忌避作用で知られています。1週間で使い切りましょう。

▼永田江利加先生

永田江利加先生

▼虫よけスプレー作り

虫よけスプレー作り

■■ 6)本日の感想 ■■

本日お越し頂いた理由を尋ねてみました。元々ラベンダーが好き、いい機会と思って、家でもお香を焚いている、子供がセミナーを受けてみたいとせがまれてなどでした。

今回は例年に比べてお盆前とやや遅めの時期の開催となりましたが家族連れが多くて良かったです。夏休みの自由研究のヒントにでもなれば幸いです。
今回も夜中の待合室はユーカリの残り香で癒されました。

次回のキッズセミナーは来年1月頃に第12弾を開催予定です。