第11回 平成20年3月13日(土)14:00〜16:00
今回は1年ぶりに森山耳鼻咽喉科の院長先生、スタッフの方々に参加頂きました。
講話1 | : | ティートゥリーの歴史と植物学 |
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講話2 | : | ティートゥリーの鼻アレルギーへの有用性 |
実技 | : | ティートゥリーを用いた含嗽 |
休憩 | : | ブレンドハーブティー |
▼吸入
▼うがい
▼講話
■■ 講話1:ティートゥリーの歴史と植物学 ■■
NARD・トレーナー:西別府 茂先生
キャプテンクックがオーストラリアに上陸したときにアボリジニー民族がこの葉をお茶にして病気の治療薬としていたのを見て、ティートゥリー(お茶の木)と呼ぶようになったと言われています。
学名はMelaleuca alternifoliaで、Melaleucaは黒と白(樹皮の剥げ落ちた外観)を意味し、alternifoliaは互生葉を意味します。
鉢植えでなく、ハーブ園とかで実際に植物を供覧できればと思いました。
■■ 講話2:ティートゥリーの鼻アレルギーへの有用性 ■■(07' アロマセラピー学会口演より)
当院院長
内容は前回のSweet Smellを参照。
蒸気吸入1回分(精製水20mlにティートゥリー0.03mlすなわち約0.5滴に相当)を全員に施行しました。"最初だけ少し香りがきつい"との意見がありました。
妊娠性鼻炎の発症メカニズムについての質問があり、プロゲステロンがコリンエステラーゼを抑制するためと説明しました。
■■ 実技:ティートゥリーを用いた含嗽 ■■
すばる薬局:谷口 欣平先生
ネオステリンググリーン(歯科用)、アズノールうがい液(または含嗽用アズレン)、イソジンガーグルとの薬理学的な比較を説明した後で、実際に全員にコップ半分(100ml)に対してティートゥリーを2滴入れて、診察室にて含嗽してもらいました。皆さんの感想は、"十分含嗽できる"と好評でした。
■■ 休憩 ■■
コルテーヌ:黒木靖子先生
スペアミント、ネトル、エルダーフラワー、ローズヒップ、ジャーマンカモミール、ヤーバサンタのブレンドハーブティーを飲みながら、参加者全員、互いの今年の香り・アロマに懸ける思いを述べ合いました。